バレーボールVリーグの男子プレーオフ決勝第2戦へ向けた会見が12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。パナソニックとJTが14日に同会場で対戦する。

「今週もかなり厳しい戦いになる。目の前の試合に全力で、自信を持って戦っていけば問題ないと思っている。選手を信じたい」とパナソニック川村慎二監督。7日の第1戦(名古屋)をフルセットの3-2で制して2季連続6度目の優勝に前進したが、5セット中4セットが3点差以内で1度はマッチポイントを許しながらの逆転勝ちだった。アタック得点で8点、ブロック得点で9点も下回りながら、JTのサーブミスに助けられた。それだけに「ミスが分岐点になる。ミスを少なくという確認はしてきた」と、より集中力を高めて決戦に臨む。

JTブコビッチ監督は十分な手応え持って逆転を狙う。「先週の試合は負けはしたが、自分たちの良さを見せることができた。ミスを少しでも減らせればチャンスはある。選手の目を見ても自信を持っていることが分かる」と4季ぶりの優勝へ1歩も引かない構えだった。

決勝は2試合制で、パナソニックが連勝ならば優勝。JTが勝って1勝1敗になった場合は1セット25点のゴールデンセットが行われる。

パナソニック深津英臣主将 厳しい試合になるのは分かっているが、我々は開幕当初から目の前の1試合、目の前の1球に全員で全力を尽くすことを約束している。最後まで自分たちのバレーボールを追求したい。

パナソニック山内晶大 受け身にならずに積極的にプレーして、楽しみながら自分たちのバレーができればと思っている。

JT山本将平主将 自分たちのベストを尽くすことが大事になる。見ていただけるファンのみなさまにバレーボールって楽しいと思ってもらえるプレーをしたい。

JT深津旭弘 いつも通りのJTのバレーができるように声を掛け合っていく。ミスに対してももどうとらえていくかが大事になる。