スピードスケート女子で18年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)金メダリストの高木美帆(24=日体大助手)が25日、都内で行われた日本スケート連盟優秀選手表彰式に出席した。

フィギュアスケート男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)と共に、最優秀賞にあたるJOC杯を受賞し「大変ありがたく思います。表彰式があると(来季に向けて)トレーニングを本格的に始めていくというので、気持ちが引き締まる」と冷静な口調で思いを発した。

平昌五輪後は目標設定に苦心したというが、今季はW杯(ワールドカップ)最終戦(米ソルトレークシティー)で1500メートルの世界新記録(1分49秒83)を樹立。その歩みを止めていない。

「滑っていて『長距離をもっと走りたい』っていう気持ちも出てきましたし、『500メートルをもっとやってみたい』っていう気持ちも出てきている。そこはこれから話し合っていきたい。自分の中では何かを取捨選択するっていうよりは、しっかり滑って走れるようになりたいっていう気持ちは変わらない。どうやったら、それが達成できるのかを探していきたい」

過去の成績におごることなく、さらなる高みを目指していく。