柔道の世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)男子日本代表が11日、横浜市の国学院大で強化合宿を行った。

66キロ級で初の大舞台に挑む丸山城志郎(25=ミキハウス)は「一番強い自分を作り上げて、自分の柔道を崩さずにオール一本で世界王者になりたい」と意気込みを語った。

3連覇を狙うライバルの阿部一二三(21=日体大)を下した4月の選抜体重別選手権決勝で右手首を負傷し、今月上旬に本格的な稽古を再開したばかり。拠点の天理大では「大切な存在」とする16年リオデジャネイロ五輪73キロ級金メダルの大野将平から柔道への向き合い方を学ぶ。「大野さんと一緒に2つ持って一本を取る天理柔道で、世界へ強さを示したい」と力を込めた。