2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は9日、暑さ対策の知見を得るため全国高校野球が行われている兵庫県西宮市の甲子園球場を視察した。甲子園は今年で101回目となる夏の風物詩。毎年、真夏の炎天下でも多くの観客が集まり大会が運営されていることから、参考にしようと視察を実施した。

視察場所は球場内施設、観客席、アルプススタンド、球場周辺施設など。特にアルプスや外野スタンドは銀傘などの屋根もなく、直射日光を浴びる場所だが連日、多くの観客が声援を送る。東京五輪では新たに屋外で実施する複数の都市型(アーバン)スポーツが実施されるため、熱中症対策などを参考にしたい考えだ。