20年東京五輪で実施する馬術競技のテスト大会が12日、東京・世田谷区の馬事公苑で行われた。

この日から3日間、総合馬術を実施し、世界ランクポイントにも加算される大会の初日、馬場で16年リオデジャネイロ五輪まで3大会連続出場の大岩義明(43=nittoh)が首位に立った。

テスト大会で鍵になったのがやはり暑さ。海外の選手は厩舎と外気の気温差を問題視した。大岩も「それが気になる選手はいると思う。エアコンの状態をみんなで模索しないといけない」と語り、各国で厩舎の温度設定は気を配る必要があるとした。暑さ対策としては「毛刈りや、人馬とも涼しく感じる衣料を身に着けること」と語った。

戸本一真(36=JRA)は「みんな拠点にしている欧州ではこの暑さは再現できない。どの程度の暑さで馬が疲れるか、すぐに分かるようにすることが大事」と語った。