昨季W杯ボルダリング総合女王に輝いた野中生萌(22=XFLAG)が8位で決勝に駒を進めた。

ギリギリでの決勝進出となり、野中は取材エリアで開口一番「もう、最高です!! すごくうれしい。気持ちを切らさず、強気な姿勢でやりきったことがギリギリにつながった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

両肩の痛みと向き合いながらの日々が続く。この日は得意のスピードで5位、ボルダリングで6位と不完全燃焼だったが、最後のリードで滑り込んだ。

野中の他、野口啓代は2位、森秋彩は5位、伊藤ふたばは6位で予選突破し、日本勢4人が決勝へ進んだ。決勝では日本勢最上位が東京五輪代表に内定する。野中は「これ以上面白い決勝はない。楽しみだし、出来ることを出し切るだけ」と完全燃焼を誓った。