男子100メートル平泳ぎは、伏兵の原口拓也(福岡大4年)が、1分0秒31で初優勝した。

予選を1分1秒63の8位でギリギリ決勝進出の原口が後半まくった。予選を1分0秒52の1位で通過した高田大志(近大3年)が、50メートルを27秒98で折り返す中、原口は0秒66差をつけられたが、慌てなかった。最後は高田を100分の6秒差でかわした。

「優勝できるとは思っていなかった」という原口。それでも「冷静にできたのが勝因。後半に力を残すことができた」と鮮やかな逆転勝ちに舌も滑らかだった。