男子100メートルバタフライは、7月のユニバーシアード代表の石川慎之助(日大1年)が、51秒11の学生新で初優勝した。

同代表3人の争いとなったが、石川が、幌村尚(早大3年)田中優弥(新潟医福大3年)を抑えた。予選を52秒13のトップで通過した石川は、52秒15で2位通過の田中優弥と、52秒64で3位通過の幌村を、決勝のレースでは後半に突き放した。そして、最後は2位の幌村に1秒の差をつけて、ゴールした。

7月の世界選手権銅メダル相当の記録に、石川は「泳いでいて、進んでいるなとは思っていたが、こんな記録が出るとは」とビックリした様子。それでも、「(池江)璃花子の帰りを待っている間にタイムを出せてうれしい」と同級生らしく、闘病中の池江の名を出し、チームも盛り立てていた。