日本を引っ張る男女エースが、そろって表彰台に立った。男子は初優勝を狙った堀米雄斗(20=XFLAG)が2位、女子は連覇を目指した西村碧莉(18=木下グループ)が3位。ともに一度はトップに立ったものの、逆転を許した。

堀米と西村は東京オリンピック(五輪)の金メダル候補。世界最高峰のSLS年間王者を決める場でもあるだけに、今大会への思いは強かった。連覇を狙うナイジャ・ヒューストン(米国)との激しい争いに敗れた堀米は「もう1つぐらい、あの大きさのレールに対応できるトリックがあれば」。ブラジル勢に逆転された西村も「技のレパートリーを増やしたら上に行けたかも」と、ともに新技習得に意欲をみせた。

男子の青木勇貴斗(16)は初の決勝進出に緊張したのか得点が伸ばせず6位。女子の織田夢海(12)もミスが目立って8位。それでも、五輪ポイントを大量獲得し、東京五輪出場に前進した。