味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC、東京都北区)射撃場の開場記念式典が25日、行われた。

今年、新たに建設された東館の地下1階に完成した射撃場は、10メートルエアライフル、エアピストル用の射座25的、25メートル・50メートルライフル、ピストル用の射座15的を誇る国内初の最新鋭室内施設。日本ライフル射撃協会の松丸喜一郎会長は「トップ選手の強化からジュニア選手の育成を含め、射撃強国・日本を目指したい」とあいさつした。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを目指す選手たちによるエキシビションマッチも行われ、10メートルエアライフルではパラの佐々木大輔(モルガン・スタンレー・グループ)が最高得点をマークした。日本障害者スポーツ射撃連盟の田中辰美常務理事は「宿泊施設も食事も整っていて、都内ですから素晴らしい」。同連盟はこれまで静岡県藤枝市の射撃場を拠点にしていたが、すでにNTCで合宿をスタートさせている。