フィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が17日、関西空港から自身の今季グランプリ(GP)シリーズ初戦のスケートカナダ(25~27日、ケロウナ)に向けて出発した。練習に取り入れている4回転サルコーについて「向こうに行って練習してできれば入れたい」と、実戦で初めての大技に意欲を見せた。

一方で、今季初戦で優勝した9月のオータム・クラシック前に左足首を痛め、今のところは3回転ルッツを外した構成にしていることも明かした。それ以外では「今できることは完璧な演技をすること」と話した。今月5日のジャパンオープンで4回転を4本成功させたロシアの15歳トルソワとの再戦となり、「自己ベストを更新しないと全然戦っていけるレベルじゃないと思う」と意気込んだ。

紀平はGPシリーズの第2戦のスケートカナダと第6戦のNHK杯(11月22~24日)に出場。シリーズ上位6人が出場し、2連覇がかかるGPファイナルに向けては「高難度のしっかりした着氷をして戦っていこうと思います」。

ラグビーW杯で日本代表が初の8強に進出したことに「ニュースで見ました。すごい。影響されます」と話した。