今季GP2戦目の樋口新葉(18=明大)が64・78点を記録し、5位発進となった。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を成功させ、続くルッツ-トーループの連続3回転は後半が回転不足。スピンのレベルを取りこぼすなどしたが、演技をまとめた。

「点数はさておき、大きなミスなく終えられたので、全日本(選手権)につながるいい試合だったなと思います。点数を見ると『ちょっと低すぎるな』と思うので、明日またミスを改善して頑張りたいです」

丁寧に音楽と体を合わせ、演技後はガッツポーズが出るなど収穫を実感する。「すごく自信を持って滑ることができた。今日が一番の最高地点ではなくて、明日最高地点を迎えられたらいいな、と思います」。2日(日本時間3日)のフリーへ、手応えをつなげていく。(松本愛香通信員)