ショートプログラム(SP)7位発進の友野一希(21=同大)がフリー156・56点を記録し、合計237・54点で8位となった。

「ちょっと詰めが甘いところが出てしまったのと、後半守りに入ってしまった。決まったジャンプは点数が出ていた。1歩1歩、成長しているので、妥協せずに攻めていきたい」

冒頭の4回転-2回転の連続トーループを着氷させたが、続く4回転サルコーが空中でほどけて2回転。中盤以降は何とかまとめ、演技直後には右拳で悔しそうに頭をたたいた。

15日のSPでは4回転トーループで転倒。それでも4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを回転不足判定ながら着氷させ、トリプルアクセル(3回転半)を成功させた。「最小限のミスで済んだ。落ち着いて対処できて、まあまあの出来だったんじゃないか。1つ1つ良くなっている。自信を捨てないようにしたい」と意気込んで臨んだフリーだった。