競泳東京都オープン最終日が24日、東京辰巳国際水泳場で行われた。男子の瀬戸大也(25=ANA)が、200メートル個人メドレーで自己ベストの1分55秒98で優勝した。夏の世界選手権で金メダルを獲得した1分56秒14を更新。春先の休養から復帰した萩野を寄せ付けず400メートルに続いて連勝となった。「最初は1分56秒台に入ったと思った。よく見たら55秒台だった。びっくりでした」とにっこり笑った。

同選手権と違って、今大会は調整なしで臨んでいる。第1日の200メートル平泳ぎでの2分8秒98に続く自己記録更新。梅原コーチも「うれしいサプライズ。背泳ぎの浮き上がりをアドバイスしたが…。練習の手応えを感じる」。瀬戸は「今は地力をつけている状態。五輪で、地力にプラスして爆発力がつけば無敵だと思う。いいタイムでもおごらず『コツコツ鍛錬』を忘れずに。五輪までに日本記録(1分55秒07)を更新して、1分54秒台を出したい」とした。