ラグビー日本代表フランカーの徳永祥尭(よしたか、27)が、「リーチイズム」をチームに伝承する。25日、都内で行われたラグビートップリーグ(1月12日開幕)概要発表会に出席。ラグビー人生初の主将を務める東芝(昨季11位)の徳永は、「日本代表の『ONE TEAM』に負けないチームを目指す。(チーム名のブレイブルーパスのような)個ではなく、群れで戦う勇敢なオオカミ集団にする」と決意表明した。

初のW杯では出場機会はなく、ウオーターボーイなどの裏方として勝利に貢献。大舞台で多くのことを経験し、11月に小川高広との共同主将に指名された。同僚で「神」と評する日本代表のリーチ・マイケル主将から「リーダー論」を学び、意識改革を進めている。代表であったリーダー制の導入や居残り練習など、コミュニケーション重視でチーム力を高めている。

「代表で学んだことを伝えるのも自分の役割」とし、オオカミ集団として初戦のサントリー戦(同2位)に備える。大役を担う27歳はリーチ主将がW杯のスコットランド戦前に言い放った言葉を用いて「ボコりたい。優勝して(ジャージーの)星の数を増やす」と力を込めた。【峯岸佑樹】