昨夏の競泳世界選手権男子200メートル平泳ぎ銅メダル渡辺一平(22=トヨタ自動車)が、4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)で自身が持つ日本記録2分6秒67を大幅に更新することを誓った。

7日、埼玉県内の早大所沢キャンパスで練習を公開。昨年11月から継続的に練習で手応えを感じており「4月の日本選手権は、ガツンとタイムを出したい。それがライバルにもプレッシャーを与える。狙うのは2分5秒台です」と宣言した。東京オリンピック(五輪)代表選考を兼ねた大一番で、世界記録にチャレンジする意欲を示した。

新年の誓いを漢字1字で求められて「魅」と表現した。勝利、タイムを追求するだけではなく、勝ち方にもこだわって、見る人を魅了したい構えだ。「泳ぐことで何かを感じてもらえるとうれしいです」。世界記録2分6秒12を持つ宿敵チュプコフ(ロシア)らライバルとの勝負を見据えて、がんがん飛ばす構えだ。