オリンピック(五輪)イヤーを迎えた「カツオ」が大漁スタートを切った。昨夏の競泳世界選手権男子200メートル自由形銀メダルの松元克央(22=セントラルスポーツ)が11日、千葉・習志野で行われた千葉県新年フェスティバルで新年初レースに臨み、400メートル自由形決勝で3分37秒94の短水路日本新をマークして1着。「今年は頂点ガツオで頑張る」と宣言した。

名前は「かつひろ」と読む松元のニックネームは「カツオ」。前半200メートルを1分46秒99の断然トップで折り返すと、後続との差をさらに広げてフィニッシュ。「200メートルのターンでタイムが見え、(最後まで)耐えたら日本新が出るのではと思った。後半はきつかったが頑張れた」と充実感を漂わせた。

年末年始の約2週間はタイでハードトレーニングを積んだ。その疲労が抜け切っていないという中で記録を打ち立て「疲れが抜けたらどれぐらいタイムが出るのか楽しみ」。12日は200メートル自由形などに出場予定。