競泳男子の瀬戸大也(25=ANA)が23日、北島康介杯(24~26日、東京辰巳国際水泳場)の前日会見に出席した。

400メートル個人メドレーと100メートルバタフライにエントリーした瀬戸は「400メートル個人メドレーは4月の選考会(日本選手権)に向けて、自己ベストを目指して泳ぎたい」と話して、自己記録4分7秒95を更新する泳ぎを目指す。

新年初レースとなったチャンピオンシリーズ北京大会では200メートルバタフライで日本新記録の1分52秒53をマークしている。24日で半年後に迫る東京五輪について「五輪は待ってくれない。やるべきことをやっていきたい」と口にした。

同大会は大会委員長を務める北島康介氏の考えで、世界記録100万円、日本記録10万円、男女MVPに50万円ずつの賞金を設定。国内での賞金大会の先駆けとなっている。北島氏は「瀬戸選手、日本記録をね。まあ、この大会じゃなくてもいいんだけど」と期待。瀬戸から「日本記録(の賞金は)いくらですか?」とド直球で聞かれて「10万円。もっとほしい?」。瀬戸から「え、いいんすか?」と再び直球で返されて、苦笑いしていた。