ラグビー日本最高峰リーグ、トップリーグの日野レッドドルフィンズ(日野自動車ラグビー部)は5日、所属選手が違法薬物使用容疑で前日4日に自宅で逮捕されたと発表した。

チームによると、16年からプロ契約を結ぶロックのジョエル・エバーソン容疑者(29=ニュージーランド)。

4日未明、東京・六本木で警視庁麻布署員の職務質問を受け、自宅で逮捕された。同署によると、コカインの陽性反応が出たことによる麻薬取締法違反(使用)の疑い。今季は出場がなかった。

日野は志賀得一部長名で「重大な法令違反により逮捕されたことに対し、深くおわび申し上げます。また、日頃より日野レッドドルフィンズを応援してくださるファンの皆さま、ご支援いただいている多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけいたしましたことに深くおわび申し上げます」とプレスリリースを出した。

「今後の警察の捜査に全面的に協力していくとともに、当該部員につきましては捜査の状況を踏まえ厳正に対処してまいります。今回の事態をチームとして厳粛に受け止め、日野レッドドルフィンズは今後の活動を無期限に自粛いたします」とも発表した。

続けて「また、部員の服務規律の順守およびコンプライアンスに関する意識を徹底してまいります。まずは、皆さまの信頼を1日でも早く回復できるよう、誠心誠意、全身全霊をもって努める覚悟です。現在開催中のトップリーグにかかわる皆さまに多大なご迷惑をおかけしたこと、また多くの皆さまの信頼と期待を裏切る事態となりましたことに、重ねて心よりおわび申し上げます」とした。