またまた日本テニスの国別対抗戦がピンチだ。新型コロナウイルスの影響で、今回の男子国別対抗戦デビス杯は無観客開催となった。しかし、試合は行えた。

今度は、4月17、18日に女子国別対抗戦フェド杯プレーオフ・日本-ウクライナがあるが、予定されていた会場の大阪・靱テニスセンターは15日まで、新型コロナウイルスの影響で臨時休業中。これが、その後、どのようになるかが未定だ。

また、対戦国のウクライナが、主催の国際テニス連盟に、日本国内での開催拒否を意見していることだ。日本テニス協会の土橋登志久女子代表監督は「ウクライナは自分のところでやりたいと話している」と明かした。敵地での開催となると、自国での開催メリットは全くなくなる。土橋監督も「日本はあくまでも、日本開催を主張したい」が、それも、今後の新型コロナウイルスの拡大次第だ。

また、テニス選手も海外転戦がメインで、6月8日の最新世界ランキングで東京オリンピックのシングルス代表が決まる。海外に遠征に行き、そのまま日本国内に戻れなくなったり、日本から海外に行けなくなったりすることだけは避けたい。土橋監督も「選手が安全にプレーできるのが最優先」と話した。