フィギュアスケートのアイスダンス日本代表として五輪2大会出場のキャシー・リードさん(32)が28日、ブログを更新した。

長年競技でもカップルを組んでいた弟のクリスさんが日本時間15日、心臓突然死で逝去。30歳だった。2人で運営するブログの前回の更新は11日。クリスさんが担当し、日本でアイスダンスの指導をすることを待ちわびる内容だった。

この日、キャシーさんは素直な思いをつづった。

「このブログに もどるまで 時間が かかりました… 毎日、毎日 何を言おうかと 何をかこうかと 思いつめて でも ことばが みつかりませんでした… ブログをかくのが こんなに つらいことは いちどもありませんでした…」

2人にとって、互いの存在はかけがえのないものだった。

「小さい時から 人生は楽しいことだけじゃない 人生はつらい とわかってた たくさんの困難にあって でも 私の経験と 私の知識で 未来にむかって 正しいはんだんが できると 思ってた… でも 今 このできごとが 私に 私の これからの人生に なにを 意味してるのか わからない… 私は どうして こんなことがおこったのか 一生 わかることはない…」

21日には米ミシガン州で告別式が行われた。キャシーさんは前向きな言葉でブログを締めくくった。

「私がやることすべて 私のなかで クリスも一緒にやるの 私たちは キャシー&クリス だから これからも 私は クリスといっしょに たくさんのことを やっていくの だから このブログを 私とクリスのブログを これから つづけて行くことにしました 私のブログは そのままのこります つづきは 今日 ここから はじまります…」

最後の署名は「キャシー&クリスより」。天国のクリスさんと歩調を合わせ、これからも進んでいく。