ラグビーのトップリーグの太田治チェアマンが2日、都内で会見に臨み、所属する全選手を対象にした違法薬物検査について報告した。

3月末に唾液を抽出する抜き打ち検査を受けた692人全員が、陰性だったと発表。一方、体調不良者や既に帰国した外国人選手など192人が、検査を受けられていない。同リーグは未検査の選手には来季開幕までに検査を受けるよう指導し、陰性だった選手のみが公式戦に出場できるようにするという。太田チェアマンは「薬物=ラグビーのイメージを払拭(ふっしょく)したい」と決意を示した。同リーグは、今後も随時検査する方針。