全国高校体育連盟が新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の全国高校総体中止を決定した26日、道内関係者が無念の思いを明かした。

総体の開催断念を受け、28日には北海道高体連の理事会で各地区大会、道大会についての実施可否が判断される。

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北海サッカー部でコーチ時代も含め28年指導を続ける島谷制勝監督(50)は、選手たちの心情を思いやった。サッカーは年末年始の全国選手権があるが、3年連続の総体出場は消滅。「子どもたちが1番、ショックを受けている。こういうときに、どう伝え、いかにモチベーションを上げる環境を作って上げるかが、指導者の役目だと思う」と心のケアの重要性について説いた。