萩生田光一文部科学相と鈴木大地スポーツ庁長官は13日、オリンピック(五輪)メダリストを含むトップ選手と意見交換会を開いた。

テレビ会議で競泳の瀬戸大也(ANA)、卓球の水谷隼(木下グループ)、バレーボールの荒木絵里香(トヨタ車体)、フェンシングの見延和靖(ネクサス)が出席した。

瀬戸が「1カ月以上プールが使えないので不安の声が上がっている」と話すなど各選手から、東京・北区にある味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の利用再開を求める声が集中した。

新型コロナウイルス感染予防の観点から、練習時間の制限や、競技ごとに時間を区切る案も選手側から挙がった。見延は「東京五輪をコロナに打ち勝った先の世界の象徴的な試合にしたい」とも語った。

鈴木長官は、今週中にもNTC屋外施設を活用した段階的な再開プログラムを提供できると説明。同庁は今後、屋内施設の再開に向けても、東京都と協議しながら検討を進める。