バスケットボールのWリーグ・シャンソン化粧品の新主将に、チーム4季目を迎えるガードの小池遥(24)が指名された。14年ぶりに監督復帰した名将・李玉慈(イ・オクチャ)氏(67)とともに、04-06季の連覇以来遠ざかっている頂点を目指す。

新型コロナウイルスの影響で、全体練習が再開したのは先月18日。再開を素直に喜んだが、同時に主将としての自覚も口にした。「しゃべりが苦手なほうなので、意識してチームメートとコミュニケーションをとるようにしています」。プレーはもちろん、普段の生活面でも周りに気配りするなど、自身の成長も心がける。

この1カ月で、監督の求めるバスケをチームで理解してきた。「細かく教えてくれて、個人の良いところを伸ばし、ダメな点は改善してくれる」。監督の挙げる課題の1つ「3点シュートの決定率向上」に対して、毎日午前中はジャンプシュート150本、3点シュート100本、フリースロー30本を実施。午後は各自で異なるが、ムービング(動きながら)シュートでジャンプを50本、3点を50本、フリー20本を基本に練習している。

小池自身、練習前にもシュートを何本も放つ。監督から力みを指摘され、軽く打って入れることを意識。「チームが苦しい時こそ自分が得点したい」と意気込む。また、アシストして得点につなげることも大切と考えている。小池が新主将としてメンバーをけん引し、李玉慈監督とともに常勝チームへと変えていく。【倉橋徹也】

◆小池遥(こいけ・はるか)1995年(平7)6月22日、新潟・新潟市生まれ。大阪薫英女学院高-大阪人間科学大。右利き。166センチ。好物は焼き肉。家族は両親と兄、弟。血液型AB。ニックネームのヒカリは、出身地の名産コシヒカリから。