国際スケート連盟(ISU)は18日、2020-21年シーズンから適用する予定だったフィギュアスケートの新たなジャンプ基礎点など、新規定の導入を保留すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響でアイスリンクと練習の再開が遅れていることに配慮した、としている。

基礎点が上がる予定だった4回転ループは男子の羽生結弦(ANA)や宇野昌磨(トヨタ自動車)が既に実戦で成功させており、新たな規定は日本勢に有利に働くともみられていた。日本スケート連盟の関係者は「(新規定は)歓迎だったが、あまり惑わされないようにしたい」と冷静に受け止めた。