日本ラグビー協会は24日、19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の大会成果分析リポートを公表し、経済効果が過去最大の6464億円となったことを報告した。

約24万人の訪日客の消費額が、3482億円で半分以上を占めた。インバウンドの取り組みが、アジア初の大会を経済的成功に押し上げた形となった。競技の特性もあり訪日客の平均滞在期間は16日で、1人あたりの消費額は68万6117円に上った。

この日、オンライン形式でセミナーに出席した日本協会の森重隆会長(68)は「日本開催により、ラグビー人気が高まったことを非常にうれしく思う。日本大会に関わった多くの方々に感謝したい」と謝意を示し、「このレガシー(遺産)を受け継ぎ、ラグビーが国民的スポーツになるように努力したい。チャンスがあれば再びW杯を招致し、日本代表が優勝できるよう世界一のチームにしたい」と野望も明かした。