7月12日、F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝が行なわれ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールトゥウインを飾った。2位にはバルテリ・ボッタスが入り、1-2フィニッシュとなった。

ハミルトンはスタートから後続を引き離し、2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がピットインしたのを見て余裕を持ってタイヤ交換。3位を走っていたボッタスはピットインを遅らせる別の戦略で2位フェルスタッペンに揺さぶりをかけ、2人が争っている間にハミルトンは独走優勝を果たした。

「チームは素晴しいクルマを仕上げ、素晴しい戦略を実行してくれた。僕は(開幕戦でのトラブル原因となった)縁石を使わないよう走るだけだった。苦しかった開幕戦から大きく前進することができたよ」

レース前半は2位を走っていたフェルスタッペンだったが、ピットインを10周遅らせたボッタスが10周フレッシュなタイヤで追いかけて来たため、なすすべなく抜かれて2位を奪われた。フェルスタッペンはソフトタイヤに履き替えてファステストラップポイント1点を狙いにいったが、トラフィックに阻まれてこれも失敗に終わった。

「僕はトライしたし行けるだけアグレッシブに行ったけど、単に遅かった。退屈なレースの中でバルテリとのバトルは楽しかったし表彰台に乗れたのも良かった。でもまだまだやるべきことはたくさんあるね」(米家峰起通信員)