オーストラリアのメルボルン・ユナイテッドへの移籍が決まったバスケットボール男子日本代表の馬場雄大(24)が20日、都内で会見を開き「チャンスをいただき光栄。夢とチームのために全力を尽くしたい」と喜びを語った。

19-20シーズンはNBAマーベリックス傘下のレジェンズでプレー。3月のシーズン打ち切り後は国内でトレーニングを続けていた。

米国を離れるがNBAへの夢は変わらず、今後について「米国でのシーズンが再開すれば、その時はまた考えたい」と明かした。富山・奥田中時代の後輩、八村からは連絡を受けたといい「早くNBA選手にならないとね、という話をした」という。東京オリンピック(五輪)の延期については「目指すべき所がなくなったが、くよくよしていても仕方ない。最善のパフォーマンスをするために1年間準備できる」と話していた。

 

○…会見に同席した日本協会(JBA)の三屋会長は「うれしさと感動。オーストラリアの名門でプレーすることは日本バスケ界にとっても大きな出来事」と喜んだ。7月20日は69年にアポロ11号が月面着陸した日。アームストロング船長の「人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」の言葉を引き合いに出し「馬場選手の一歩は小さいかもしれないけれど、JBAにとっては大きな一歩。活躍を期待している」とエールを送った。