東京五輪で卓球女子シングルス、団体代表の石川佳純(27=全農)が2日、オンラインで小中学生を対象にした卓球教室を行った。新型コロナウイルスの影響でこのような交流の機会がめっきり減ったという石川は「今は、なかなか会って卓球をやるのは難しい中、小中学生と交流でき、元気をもらった」と笑顔で語った。

自身は来夏に延期された東京五輪に向け、日々、練習を続けている。モチベーションは維持できているといい「五輪が開催されたら100%の力で臨めるようにする。そこで悔いを残さないために今、頑張っている」と語った。

一方、各メディアの世論調査では東京五輪の再延期や中止を求める声が少なくない。開催に向けて選手側からメッセージを発信する必要性について問われ、「すごく難しい。自分は東京五輪に出場することに全てをかけてきて、選手としてはやっぱり出たいし、プレーもしたい」と開催を期待する一方で、「ニュースを見て世の中、すごく大変な状況が毎日続いていることも理解している。自分自身にできることは(感染)予防し、かからない、人にうつさないことをして、練習を積み重ねることしかできないと思っています」と難しい心境を明かした。