東地区9位ウィザーズのルーキー八村塁(22)がネッツ戦に先発し、9得点、4リバウンド、4アシスト、1スチール、1ブロックの成績だった。チームはプレーオフ出場を争うライバルとの直接対決に敗れ、逆転での進出が厳しい状況に追い込まれた。

前半の存在感は薄かったこの試合での八村。得意とするミドルレンジからのジャンプシュートやペイントエリアへのアタックをなかなか繰り出せなかった。得点は第2Qに決めた2本のフリースローのみだった。

後半入り、八村に積極的な姿勢が見られるようになってきた。第3Q開始早々、相手に囲まれながら果敢に放ったフックシュートは外れたものの、すぐにボールを奪い返してレイアップシュートを決め、この日最初のフィールドゴール成功。その後もゴール下に切れ込むプレーなどでファウルを2度誘い、フリースローを計3本沈めた。相手シュートをブロックするなど、守備でも貢献した。

第4Qでは4点を追う残り約4分からコートへ。リードを広げられて苦しい展開のなか、右手一本でダンクをたたき込むなど見せ場をつくったが及ばなかった。

プレーオフには東西上位8チームが進出。再開後の全8試合を終えた時点で8位チームと9位チームが4ゲーム差以内の場合は、最後の1枠を争う決定試合に持ち込まれる。ウィザーズは6試合を残し、ネッツとの差は7ゲームに広がった。