国際柔道連盟(IJF)は17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月から中断している国際大会の再開に向けたガイドラインを発表した。

IJFの公式ホームページには、22ページにも及ぶ細かい内容を明記。感染予防を理由に無観客開催で、開催地到着前にPCR検査を2回受け、陰性証明書の提出などを義務付けた。会場内では1・5メートル以上の社会的距離を保ち、1日最低2回のマスク交換。選手同士の握手は厳禁で肘当てかお辞儀でのあいさつ、個人の携帯電話の消毒まで細かく定められた。

国際大会は、9月のグランプリ・ザグレブ大会(クロアチア)から再開の予定。全日本柔道連盟は12月のグランドスラム(GS)東京大会(国立代々木競技場)から日本代表選手を派遣する方針を示している。GS東京大会は、東京五輪男子66キロ級代表の最終選考会を兼ね、19年世界王者の丸山城志郎(27=ミキハウス)と17、18年世界王者の阿部一二三(23=パーク24)が争う。