橋本聖子五輪相が8日、閣議後会見を行い、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長が「新型コロナウイルスに関係なく、来年の7月23日に開幕する」と発言したことを受け、「確実に実施できるとの確信のもとでのご発言と受け止めている」と話した。

橋本氏はコーツ氏の発言の裏にあるものを「9月4日にはコロナ対策調整会議が始まり、その1回目の結果が大会組織委員会からIOCに報告があった。会議の状況を聞いた上で、発言されている」と推測。さらに「関係者が一丸となって、準備に取り組んでいる。また、アスリートも本番に向けて、与えられた環境のもとで努力を重ねている。何としても開催しなければならないと思っている」とし、中止や再延期を望む声もある中、あらためて来年の開催を強調した。