B1新潟アルビレックスBBは15日、アオーレ長岡で練習を行った。現在、プレシーズンゲーム4連敗中。副主将のSG佐藤公威(36)が3カード目となるB1千葉ジェッツ戦(19、20日・新発田市カルチャーセンター)に向けてチーム全体に活を入れた。

佐藤がムードの盛り上げと引き締めに一役買った。オフ明けの全体練習、メニューごとに率先して拍手と大声で集中を促す。水分補給やプレーが途切れた時に、若手とプレーを確認し、アドバイスした。

黒星続きの現状に危機感を持つ。「どういうメンタルで試合に臨むかは自分たち次第。“プレシーズンだから”という気持ちではだめ」。千葉戦は新発田市出身の日本代表PG富樫勇樹(27)の地元で開催される。当然、相手のモチベーションは高い。「千葉は完成されたチーム。こっちは本当に必死にならないと」。低迷を打破しようという意志をあらわにした。

7月のチーム始動直前に両ふくらはぎを負傷した。その影響で体の反応にズレを感じていたが、試合を重ねながら感覚を戻してきた。「自分の持ち味はシュート。もっとよくしないと」。この日は全体練習後、最後まで残ってシュートを打ち込んだ。「1人1人がチームのために戦わなければ」。チームの結束を促し、リーグ戦と同じ闘争心で相手に立ち向かう。【斎藤慎一郎】