日本ボート協会は25日、東京都内で理事会を開き、長畑芳仁強化委員長(59)が退任し、強化委員会オフィサーの三好悟氏(57)が後任に就く人事を承認した。

長畑氏は当初より、今年夏に行われるはずだった東京五輪の閉幕を受けて退任する予定だった。大会開催は1年延期されたが、講師を務める帝京大での業務に専念する必要があるため辞任を申し出た。

中大出身の三好氏は84年ロサンゼルス五輪と88年ソウル五輪に出場。18年12月に強化委員、翌19年12月に強化委員会オフィサーに就任した。24年パリ五輪終了まで強化部門のトップを担う予定。東京五輪に向けて、「地元開催の大会で、これまで1度も獲得したことのないメダルを目指したい」と意気込みを語った。