高校1年の高橋舞(15=横浜創英スケート部)がパーフェクト演技でフリー1位に輝いた。

<1>3回転ループ-2回転トーループ<2>3回転トーループ<3>3回転サルコー<4>3回転ループ<5>ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)<6>3回転トーループ-2回転トーループ<7>2回転半-2回転ループ、という演技構成予定で臨み、すべて計画通りに跳んで成功。全ジャンプで出来栄え点(GOE)を引き出した。もともと3連続ジャンプは予定していなかった。

スピンも2種類で最高評価のレベル4を獲得。前日2日のショートプログラム(SP)は42・23点で5位だったが、フリーは全体トップの94・69点。計136・92点で逆転2位と躍進した。

この大会でシニアデビューする、20年ユース五輪(オリンピック)金メダルの鍵山優真(17=星槎国際高横浜)と同じコーチと振付師に指示。鍵山の父で92年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪代表の正和コーチと、佐藤操さんの振り付けという強力タッグに支えられ、SP「映画『Grease』より」フリー「協奏曲第4番『冬』」を舞い切った。

優勝はSP首位、フリー2位の鈴木なつ(17=Mエイトクラブ)で計142・21点、3位はSP2位、フリー3位の田辺桜香(星槎国際高横浜)で計125・61点だった。【木下淳】