18年世界選手権5位の友野一希(22=同大)が貫禄の首位発進を決めた。冒頭で4回転-2回転の連続トーループを成功させ、4回転サルコーも着氷。86・47点を記録し、2位の櫛田一樹(関学大)に12・7点差をつけた。

演目は2季目となった「クローマ」。慣れ親しんだ音楽に4回転を2本合わせ「昨季と比べて4回転の確率は上がっているので、それを演技で出せて良かったです」と手応えがにじむ。

シーズン初戦で好スタートを切り「どうしても僕は今まで初戦というか、最初の方が失速気味で、いい演技ができないのが続いていた。『変わったところを見せたい』『成長したい』と思っていたので、次につながるいい演技ができました。明日も気持ちを切らさず、集中して頑張りたい」と4日のフリーを見据えた。