法大が完封で今季初勝利を挙げた。RB星野のTDランで先制し、TDパスとFGを加え、前半で東大を17-0とリード。後半もたついたが、LB斎藤が78ヤードのインターセプトリターンンTDで突き放す。星野の2本目のTDにFGを追加し、34-0で勝利を収めた。両チームとも1勝1敗となった。

法大は開始から圧倒しながらも、2FG失敗など決定力不足で17点にとどまった。後半も2度の攻撃がパントに終わると、初めて東大に攻め込まれた。ここで試合を決めるビッグプレーが飛び出した。斎藤がリターンTD。「入学して初めて。足も遅いし、ずっと外に出ようかと走っていた」が、一気に78ヤードを走りきった。

これがチーム3本目のインターセプトだった。第4QにTDとFGを追加したが、いずれも守備のファンブルリカバーから。合計6個のターンオーバーと守備が大きな勝因になった。初戦の日大戦は点取り合戦の末に敗れたが修正してきていた。

有沢監督は東大の森ヘッドコーチとは同じ鹿島に所属していた。「やりにくくて不気味。斎藤のTDは効いたが、最後まで安心できなかった。なめるなと言い続けていた」。大先輩に完封で快勝にほっとしていた。