NIIGATA PHOENIXが、75-34で柏崎B-almaに圧勝、決勝に進出した。長身ぞろいのNIIGATA PHOENIXは、高さを生かしたプレーとテンポの速い試合展開が光った。

第2Qから出場した本多咲貴(東新潟中・3年)は持ち味である体の強さを生かし、1対1を仕掛けた。周りを見て相手のスペースに切り込み、積極的にゴールを狙った。「前半はディフェンスに集中してしまった」と本多。攻撃をためらう様子を察した松川知克監督が本多をコートから一時下げ「どんどん積極的に攻めるよう」アドバイス。その後、軽快に2点シュートを決めるなど活躍。本多は「攻める入り口と隙間を見て、出口をしっかりと見極めることを意識した」と自身のプレーを振り返った。

“全国を目指したい”という思いで今年からチームに加入したが、コロナ禍で大会は相次いで中止。でも、目標の全国大会まであと1勝となった。本多は「諦めずに全員で走るバスケをして全国大会出場を決めたい」と7日の決勝に向け、決意を示した。【飯嶋聡美】