ラグビーのトップリーグ(TL)神戸製鋼が4日、神戸市内でニュージーランド(NZ)代表84キャップを誇るFBベン・スミス(34)、同50キャップSOアーロン・クルーデン(31)の入団記者会見を行った。

日本ラグビーの印象などを語った一問一答は、以下の通り。

-日本に来た要因は

スミス (19年)W杯で素晴らしい経験をしたことと「神戸には素晴らしいレガシーがある」と以前から聞いていて、そのレガシーに貢献したいと思って神戸に来ることを決めました。

クルーデン プロ選手になってから、いろいろな国でプレーをしたいという夢がありました。NZ、フランス、日本という形になっていますが、日本は数年間にわたってラグビーのレベルが素晴らしいところまで上がってきています。私としてはTLの中で自分のスキルを試したいと思って、日本に来ました。

-神戸製鋼のNZ出身選手から事前に聞いたことは

スミス 日本でプレーするのを楽しんでいること、数年間にわたって神戸というチームは成功していて、素晴らしい方々がチームに関係していると聞きました。毎日少しでも成長しようとするチームだということが、素晴らしいと思いました。

クルーデン プレーのスピードも速く、スキルレベルも高い状態ということです。私も攻撃的なラグビーをするのが大好きなので、ぜひとも日本でプレーしたいと思っていました。他には、日本の皆さんが本当に歓迎してくれることについて話を聞いていました。それと「日本の歴史は素晴らしい」と聞いています。食事もみなさん「おいしい」と言っていました。私も食べることが大好きなので「どうか、神戸で契約してくれないか」と思いました。

-10月下旬の神戸製鋼合流後に話をした選手は

クルーデン 合流してから4日間しかたっていないので、そこまでたくさんの選手と話はできていませんが、本当に歓迎してくれて、何人かの選手と話しています。その1人は(SH)日和佐(篤)選手です。彼は9番、私は10番でやっているので、これからも彼とのコミュニケーションは重要になってくると思います。彼だけではなくて、みなさん積極的に声をかけてくれて、神戸のやり方を教えてくれています。

スミス (FB)山中(亮平)選手と何度かコミュニケーションをとっていますが、彼と今後一緒にプレーするのも楽しみですし、彼からいろいろ学ぼうと思っています。私はコミュニケーションを大事にしているので、日本語をさらに勉強したいと思っています。

-現在の体の状態は

スミス いい状態でいます。神戸に入る前に数カ月間、トレーニングをしてきました。今週金曜日にコンタクト練習も入っているので、それを楽しみにしています。(21年1月開幕の)TLが開催されるまでは何よりもゲームプランのところの理解を深めて、最大のインパクトを試合で与えたいと思っています。

クルーデン 今はいい状態になっていて、フレッシュな状態でプレーすることを楽しみにしています。神戸に合流してからトレーナーがメニューを与えてくれて、フィジカルはいい状態です。チームメートと一緒に、戦術を理解することに取り組んでいきます。チームとしては、地力をさらに上げて、強度もしっかり上げ続けて、1月にいい試合ができるように準備していきます。