今季Aリーグ(1部)に昇格した関大が、17年以来となる3年ぶりの同大からの勝利を逃した。

前半6分にFB松本大吾(4年=東海大仰星)のPGで先制し、同9分には相手防御ライン裏への味方キックからフランカー千原拓真(3年=春日丘)がトライ。序盤で主導権を握り、前半を24-14で折り返した。

後半は逆転を許したが、40分に途中出場のCTB花田康輔(4年=東海大福岡)がトライ。ゴールも決まり、2点差に迫った。最後は相手FWがボールをキープし、タッチラインに出されて試合が終了。フッカーの淡野徳蔵主将(4年=尾道)は「悔しいし、勝てる試合を落とした」と唇をかみしめた。

全国大学選手権出場は上位3チーム。崖っぷちではあるが、第2節京産大戦(15日)、最終節立命大戦(21日)で勝利を目指す。桑原久佳監督は「ブレークダウン(ボール争奪戦)、モールと反省点が多かった。次戦に向けて修正したい」。関西の名門相手につかんだ自信を、結果につなげる。

◆今季の関西大学ラグビー 昨季順位で奇数(A組)偶数(B組)の4チームずつに分け、総当たり3試合で同組内の順位付け。最後は両組の同順位同士で順位決定戦を行い、上位3チームが全国大学選手権へ進む。コロナ感染などで棄権の場合は不戦敗。下部リーグとの入れ替え戦はなし。会場収容定員の50%以内で全試合有観客とし、チケットはチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売。当日券はなし。