日本代表が史上初のベスト8進出を果たし、日本中を熱狂させたラグビーW杯日本大会が閉幕し、1年がたった。世界から称賛された大会運営の舞台裏には何があったのか-。

同大会を運営した「ラグビーW杯2019 組織委員会」で事務総長代理をつとめた鶴田友晴氏が、自らが経験した国際スポーツイベントの運営ノウハウを一冊の本にまとめた書籍「国際スポーツイベント成功の舞台裏」(ぴあ)が発売され、話題を呼んでいる。

鶴田氏は元電通執行役員で、02年のサッカーW杯日韓大会では、大会組織委員会の事業警備局長をつとめた経験を持つ。本書では、大会の収支の実態や、開催都市との関係、チケッティング、マーケティング、リスク対応などの裏側が詳細に記されている。