日本記録保持者の一戸誠太郎(24=ANA)が1分46秒01で制した。

「今日は一番の目標は国内最高記録(1分45秒66)の45秒ってタイムを目標に滑ったけど、その記録には及ばなかった。自分の中の目標はクリアできなかったので悔しいけど、優勝することができたのでとりあえずのラインは越せた」と振り返った。

今大会出場2種目で初優勝だった。日本記録を持つ得意種目の5000メートルでは、4600メートルまでトップも、ラスト1周で逆転されて3位だった。「自分の弱さが出た。反省点」と話していた。

この日はラスト1周で、いつもなら27秒台で滑るところを28秒台と落としたが、1100メートルまでトップだった同走の3位小田卓朗(28=水戸開研)を追い上げ、逆転勝利した。10月の全日本距離別選手権に続く1500メートル制覇を達成した。

帯広大会を終え、自身の中で発見があった。「国内大会でモチベーションを保つのは難しいと言われているけど、来年のことを考えたり、世界の選手がどう滑っているかイメージしながら、高いモチベーションで臨めることがわかった」と明るい表情。来週の八戸大会、12月の富士吉田大会へ、転戦していく。