バレーボールVリーグ女子1部(V1)のNEC広瀬七海(23=旭川実)が、28日デンソー戦(北ガスアリーナ札幌46)で社会人5年目で初めて故郷のコートに立つ。道内での公式戦に臨むのは旭川実3年の15年以来5年ぶり。「Vリーグに入ってから初めての北海道での大会。本当にずっと楽しみにしていた」と意気込む。

旭川実3年でU-20日本代表に選ばれ、同年の世界ジュニア選手権で4強。177センチの長身を生かしたプレーが持ち味。16年のチーム入り後もコンスタントに試合出場を重ねてきた。4季ぶり優勝を目指すチームは10試合を終え8勝2敗の暫定2位につけており「高さを生かしたプレーでチームに貢献して勝ちにつなげたい」と力を込める。

昨夏以来の里帰りで「雪の上を歩くのが楽しみ」。その願いが実現するかは天候次第だが、「(本拠地)川崎にも売っているけど、北海道で買う(乳酸菌飲料のソフト)カツゲンが一番おいしい」と冗談めかすほど気持ちは高まっている。両親も観戦に訪れる予定で「元気に楽しくバレーをしている姿を見てほしい」と成長した姿を古里で披露する。【浅水友輝】

◆広瀬七海(ひろせ・ななみ)1997年(平9)5月12日、沼田町生まれ。沼田小3年の時に競技を始め、沼田中2年で道選抜入り。旭川実2年で総体16強、3年でU-20日本代表入りし世界ジュニア選手権4強。NEC入り後は5年間で81試合368得点。ポジションはアウトサイドヒッター。177センチ、62キロ。最高到達点は309センチ。家族は両親。右利き。