ショートプログラム(SP)2位の友野一希(22=同大)はジャンプにミスが出てフリー143・35点と伸ばせず、合計226・62点で2位にとどまった。

冒頭の4回転トーループが2回転に。続く2本続けての4回転サルコーの1本目は連続技を決めたが、2本目がステップアウトとなった。「ムーランルージュ」の世界観を持ち前の表現力で具現化していったが、後半にもジャンプで乱れが出た。

 

-演技を終えて

「公式練習、6分間練習ととすごく良い感触でできていたんですけど、最後の最後で攻めきれず、丁寧にいき過ぎた。最後で思い切れなかったのが(冒頭の4回転が)ダブルになる失敗につながった。練習してきたことを信じてできるように、もっと練習が必要だと思いました。ミスをしないように、そうですね、そういう気持ちがすごく強かったので、最初のトーループで丁寧にいき過ぎた。まだ攻め切れていない気持ちが残ってて、そこがミスにつながった。思い切って全日本では自信をもって出来るように練習を重ねていきたい」

-今後へ

「本当にポジティブにここで、このミスが次につながる良い経験になる。悔しさを忘れずに全日本へ向けて練習をしたい」

-前半に3本の4回転を入れる構成の手応えは

「後半よりも前半に固めた方が自分にも合っている。良い練習を詰めてますし、結構、いま隣にいる鍵山選手、佐藤選手もそういう構成で、参考にして変えたので。僕はアクセルが得意なので、後半アクセル2本のほうが気持ち的にも楽な部分があるので、構成は変えて良かったかなと思います」