【第1試合】
昨年の全日本選手権を制した永野雄大(22=中大)が、鈴村健太(22=法大)との同学年対決に臨んだ。
序盤は鈴村が182センチの長身を生かして攻め、開始から5ポイントを連取。しかし永野も動きを見極めて反撃し、同じく5ポイントを連続で奪い返して5-5とした。中盤は鈴村が連続4ポイントで再びリードしたが、またも永野が奪い返して11-11とする。
終盤。主導権を握ってきた鈴村が14-12として逃げ切りを図ったが、粘る永野が2点を取って追いつき、雌雄を決する「一本勝負」へ。永野が入る振りをしてカウンターを誘い、それをかわして背中に決勝ポイントを打ち込んだ。
この試合、1度もリードを奪うことができていなかった永野が逆転勝利。試合後に喜びを語った。
-振り返って
調子が悪い時期が続いていたので、この日曜日の試合で勝てて良かった。
-普段の練習場での試合だった
普通の試合より緊張しました。
-5ポイントを先取されたが
今日ダメかな…と思ったんですけど、うまくかみ合って点数が取れたので良かった。食らいついていけばチャンスあるかな、と。最後までやり切れたと思います。
-最後は一本勝負
負けてもしょうがないから思い切りトライしてみよう、と思っていったのが良かった。
-あらためて勝利を振り返って
シンプルに、うれしいです。
【木下淳】