自国開催の19年W杯で初の8強入りを果たし、さらなる飛躍を目指す日本の、次回大会の対戦相手が決まった。
20チームが出場。うち日本を含む12チームは昨秋W杯の成績で自動的に出場権を獲得している。残り8チームは今後の各大陸予選などで切符を争う。
バンド2(第2シード)の日本は1次リーグD組(プールD)に入った。
▼1次リーグD組
イングランド(世界ランキング2位、以下同)
日本(10位)
アルゼンチン(8位)
オセアニア代表
米大陸第2代表
抽選会後、各国のヘッドコーチ(HC)参加のオンライン会見が行われた。
▽イングランドのエディー・ジョーンズHC
アルゼンチンはW杯で記録があり、日本も今、最も成長している国。ここに、おそらくトンガも入ってくる。勝ち抜くにはタフでエキサイティングな組になると思う。(元日本代表HCだが)特別な感情は生まれるか? そんなことはないと思う。(日本のHC)ジェイミーも同じだろう。日本の活躍はうれしいけど、当たればタフな試合になると思うので、また違う戦略を立てないとチャンスをつかめない。本当によく準備をしてくるチームだ。アルゼンチンも本当にフィジカルが強い。(アルゼンチンHCの)マリオが若い選手を多く育てているので、チェックしていかないといけない。
▽日本のジェイミー・ジョセフHC
今年は試合ができなかった。ただ、それはさておきW杯でプレーできることはエキサイティングだ。アルゼンチン戦もイングランド戦も大きな挑戦になる。アルゼンチンは最近、オールブラックスに勝った。勝ち抜くには、どれだけタフになれるかが重要だ。(組み合わせを見て)まず思い浮かんだのは、まず我々の選手をラグビーに戻し、次のステップ…来年の6月と7月に試合ができるように取り組んでいきたい。強豪との試合を組みたいか? もちろん。ベストな試合を求めていきたい。相手が強くなければいけない。スーパーラグビーのサンウルブズも、それが結果につながった実績がある。松島(幸太朗)がフランスで活躍している? 15年の南アフリカ大会で素晴らしいトライを取っていたので、フランスでの活躍も驚きはない。自分を海外で表現できていることが素晴らしい。今は自信、新年を培っている。
昨年の大会はファンに後押しされたが、23年に向けては? 日本の選手に関しては前回、決意を持って臨み、100%でいけた。イングランドに対しても100%でいけるはずだ。これからの変革。ラグビーは進化していく中で、イングランドのような大きな国や、ティア1の国と戦っていきたい。
▽アルゼンチンのマリオ・レデスマHC
ジェイミーと99年の試合で対戦したことを覚えていますよ(笑い)。もう大昔のことですが。非常に今、チームはハッピーだ。新たな側面を出せた。チームとして結束し、まとまりがある。W杯の1次リーグに関しては拮抗(きっこう)した戦いが多くなる。難しいが、23年はまだ先のことなので、まず来年に集中したい。