全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)は来年1月5日、東京体育館で開幕する。東北6県の男女代表校を紹介する「春高で輝く」、今回は福島編です。

    ◇    ◇    ◇  

女子の郡山女大付は5年連続22度目の優勝。19年まで3年連続で春高初戦は突破していたが、前回は鳥栖商(佐賀)にフルセットの末、初戦敗退した。今大会初戦は東京都市大塩尻(長野)と全国優勝12回を誇る強豪・八王子実践(東京)の勝者と対戦する。2年ぶりに全国1勝をつかみ、過去最高に並ぶ16強入りを狙う。

磐城第一との県予選決勝は、170センチ台後半を超える高身長のダブルエースが得点源になった。178センチの本田凜(2年)が16得点し、177センチの柳沼栞奈(3年)はチーム最多の20得点。青島美空主将(3年)は「2人はチームで欠かせない存在。厳しいマークでも得点を重ねてくれた」と感謝した。

2月の東北新人戦は、今年の春高準V古川学園(宮城)に敗れて準優勝。青島主将は「センターやライトの攻撃が通用した部分はあったが、もっと攻撃力は高めないといけない」と、名門との一戦で課題を得た。集大成を見せる最後の舞台。同主将は「福島県代表として最高のプレーを出したい」と意気込む。チームスローガンは「すべては心から 笑顔で楽しく」。笑顔いっぱいの団結バレーで、白星を積み上げる。