NBAウィザーズの八村塁(22)が2年目のシーズン初戦で強烈なパフォーマンスを披露した。先発して約25分間の出場で17得点、5リバウンド、3アシスト、1スチールを記録。身体の動きもよいことから当初の予定よりも5分ほど長くプレーし、「いい仕事ができたのではと思う」と手応えをつかんだ。

流行性角結膜炎の影響で開幕から4試合を欠場したが、オープン戦以来約3週間ぶりの実戦で全快をアピール。試合開始31秒に狙い澄まして3点シュートを決めると、その約2分後にも再び3点シュートに成功し、「シュートタッチがよかった」。さらに積極的な仕掛けで相手のファウルを誘うなど、開始から約5分で早くも2桁の10得点に乗せた。

第2Qでも3点シュートを沈めたほか、背中越しのパスで得点をアシスト。鮮やかな技ありプレーに現地の実況アナウンサーが「コンニチワ! ルイ」と絶叫した。

短い出場時間となった後半にも力強いプレーを見せ、オフの間に体幹強化に取り組んできた成果を見せた。

奮闘及ばず、チームは接戦を落として開幕5連敗。それでも八村は「試合はいっぱいある。どこまで巻き返せるか楽しみにしている」と前を向いた。

ダブルダブル・デビュー”を果たしたルーキーイヤーに続き、2年目のシーズン初戦でも2桁得点をマーク。五輪イヤーの2021年を迎え、「チームをできるだけ助け、勝利につなげたい。シーズンのあとはオリンピックに集中していきたい」と抱負を述べた。