3大会ぶり68回目の出場となった秋田工(秋田)が、3回戦で姿を消した。

歴代通算68回出場、優勝15度はいずれも全国一で、100回記念大会で花園に帰ってきた古豪。1回戦の東海大静岡翔洋(静岡)戦に続き、2回戦の西陵(愛知第2)も無得点に抑え、完封勝利で3回戦進出を決めていたが、この日は大阪朝鮮高の猛アタックに敗れた。CTB川瀬翔太主将(3年)は「相手のラックが激しくて、隙を突かれてしまった。でも、夢だった花園の舞台で自分たちのラグビーをやり切れた。悔いはない」と振り返った。

伝統の低く強いタックルでディフェンスを固め、聖地を紺白ジャージーが駆け回った。FWもBKもグラウンドを縦、横に素早く展開。熱戦を繰り広げるも、21年初日は苦い思い出となった。